直接的に、高濃度ビタミン療法で、歯周病を治療するわけではありませんが、身体の内側から全身の免疫力を上げることにより、再発防止や予後が良くなります。神戸の歯科医院(歯医者)うしじま歯科クリニックでは、歯周病治療とこの高濃度ビタミン療法などの併用により全身から歯周病治療を実施しております。
口腔と全身は、血管やリンパ管そして消化器などを通じて連絡しあっているため、片方に問題が起これば片方にもその影響が及びます。したがって、本当の口腔の健康を獲得したいのであれば、全身の健康を獲得しなければそれは達成できません。そもそも、体を診る上で口腔とそれ以外とを分けて考えること自体が無意味であり、点滴は、血管を通じて臓器の区別なく奏功します。
高濃度ビタミン点滴療法とは?
高濃度ビタミン点滴療法は癌の先進治療としてアメリカなどで研究されている最先端のがんと健康増進の治療法です。この点滴療法に免疫力を高める効果があることから歯科でも使用されるようになりました。
高濃度ビタミン点滴の効果
● コラーゲン生成促進
● 抗酸化作用
● 疲労回復、抗ストレス効果
● ストレス・口渇
● 神経を失った歯の炎症
● ウィルス・感染予防
● がん予防作用
経口摂取と点滴による違いとは?
ビタミンは多く摂っても余剰分は尿として 排出されます。血中濃度は、400㎎/日で飽和するため、大量に経口摂取しても、血中濃度はある一定値より上がりません。直接静脈内にビタミンを点滴で大量投与すると、経口摂取の数十倍の量が血管内に行き渡り血中濃度を高め、必要とする各器官に直接行き渡らせ、経口摂取とは異なるレベルの作用、各種疾患の予防やより高いレベルの効果が期待できます。喫煙者、ストレスにさらされている人は、ビタミンCが失われやすいので、より積極的にビタミンCを摂取する必要があります。
例えば、タバコ1本でだいたい25mgのビタミンCが破壊されると言われています。そのため喫煙者は通常よりも多くのビタミンCを摂取する事をお勧めします。
また、神戸の歯科医院(歯医者)うしじま歯科クリニックでは、上記の高濃度ビタミン点滴療法だけでなく、「サプリメント栄養療法」や「漢方治療」にも対応しております。
マイヤーズカクテル
ビタミンB1,B2,B3,B5,B6,B12,ビタミンC、マグネシウムなどの点滴製剤を使います。
※上記の高濃度ビタミンCと同時にお受けすることをお勧めします。
マイヤーズカクテルとは
アメリカメリーランド州の開業医マイヤーズは、30年にわたり喘息や慢性疲労、うつ病などの治療に、ビタミンやミネラルをカクテルした点滴を施し効果を上げていました。 現在、この点滴は、現代医学のエビデンスに基づき改良され、マイヤーズカクテルとして全米で広がっています。 現在では、全米で1万人以上の医師がマイヤーズカクテルを、臨床で処方して効果を上げています。
マイヤーズカクテルは、人間の体の中に存在する栄養素であるビタミンとミネラルを直接血管内に投与し、急速に血中濃度を上昇させることで薬理効果を期待することが出来ます。
マイヤーズカクテルの利点
マイヤーズカクテルが他の点滴と大きく異なる点は、マグネシウム(Mg)とカルシウム(Ca)のミネラルが含まれていることです。
ストレスによって体内のマグネシウムの低下が起こり、疲労感が生じると言われますが、マイヤーズカクテルはこれらの成分を点滴で急速に補正することで症状の改善を行います。これらの複合作用により体調の改善を行います。
点滴療法はお薬に比べて、直接静脈内に注入する事により体内への行き渡り・吸収が早く、より高い効果を期待できます。
歯科での効果
- 神経障害性疼痛の緩和
- 口腔不定愁訴の改善
- 糖尿病のある歯周病患者への治療効果の促進
- 難治性アフタ
- 金属アレルギー症状改善
その他、内面からカラダのバランスを整え抗酸化作用があり、アンチエイジングや美肌にも効果があります。
血液検査を栄養学的療法
栄養学的療法は、特に以下のような方にオススメ致します。
・歯周病の治療中、治療後
・SRP、フラップ治療時おける術前、術後
・ご高齢の方
・etc
例えば、以下のような症状がある方は、ビタミンB群が不足している可能性が高いです。
■ 口内炎ができやすい
■ 粘膜が荒れやすい
■ 口角炎・口唇炎になりやすい
■ 唾液が少ない
■ 知覚過敏がある
■ 疲れやすい
■ 寝ても疲れが取れない
■ 集中力が続かない
■ イライラ、キレやすい
■ 肩こりが治らない
■ 風邪をひきやすい
■ 肌や粘膜が荒れやすい
■ 二日酔い
そのような場合、歯周病サポートのために摂取したい栄養素として、ビタミンB群、ナイアシン、ビタミンC、BBといった栄養学的療法を提供させて頂きます。
上記は、あくまで一例であり、コエンザイムQ10やヘム鉄など各患者様の血液検査によって得たデータに基づいた栄養学的療法を実施致しますので、栄養学的療法をご希望の方は、お気軽にご相談下さい。
漢方治療について
症状や問診などをお聞きし、さらに波動解析(細胞ナノスキャン)によって、患者様それぞれの歯周病や顎関節症に合った漢方を選びだすことが可能です。