神戸の歯科医院(歯医者)うしじま歯科クリニックでは、北欧式予防管理型 根本的歯周治療システム「THP(トータルヘルスプログラム)」を行っております。
THP(トータルヘルスプログラム 根本的歯周病治療)は、身体の内外から歯周病菌にアプローチを行い、症状の改善や再発リスクの低減を実現するオーダーメイド医療です。従来の外科的治療と比べてほとんど痛みを伴わず、精神的・肉体的な負担が少なく患者様に優しい治療です。また、治療に有する期間と来院回数も大幅に縮小し、少ない負担で従来以上の効果を獲得することが可能になりました。
歯周病の恐ろしさ
歯周病とは、下の図のように、歯の表面に付着した歯垢(プラーク)に含まれる細菌によって歯茎が炎症を起こし、歯を支えている骨を溶かしていく病気です。骨が溶かされると歯を支えることが出来なくなり、次第に歯がグラグラ動くようになり最終的には抜け落ちてしまいます。
これまで歯周病は、お口の中に限られた病気として扱われてきました。しかし1980年代に入って、歯周病の直接的な原因は口の中の歯周病菌ですが、それに全身的疾患や環境因子(喫煙・不規則な食生活・過度のストレス・偏った食生活・歯磨きを怠ること・歯ぎしりのクセなど)が大きく関与している事が解明されました。
歯周病菌が引き起こす2つの大きなリスク
①歯を支える土台となる歯茎の骨を溶かし、最終的に歯が抜ける
②心臓病、糖尿病、誤嚥性肺炎、血管障害、早産などの全身疾患を引き起こす
歯周病と全身疾患について
最近の研究ではその歯周病菌の標的は歯の周りの組織だけでなく、心臓病や動脈硬化、肺炎などの全身疾患の発症や低体重児出産の原因となったり、糖尿病を悪化させたりすることが明らかになってきました。
例えば、歯周病になると歯ぐきの中に歯周病菌が侵入し、菌が血管の中にまで入りこみ、心臓の周りにある血管の壁にとりついて動脈が硬くなったり、狭くなったりして「動脈硬化」の症状が生じたり、血液の流れが悪くなり、最悪の場合、血管が詰まって破裂する狭心症や心筋梗塞などを引き起こすことが分かっています。
また、「糖尿病」と歯周病菌の関係は互いに病気を悪化させる要因になっていることが分かってきました。歯周病治療を行うと血糖値が改善したり血糖値が上がると歯周病が悪化するという相関関係にあるのです。これは歯ぐきの炎症で生じるサイトカインという物質が関与していると考えられています。妊産婦ではこのサイトカインが子宮収縮を促し「早産」や「胎児の成長不足」を招き、「低体重出産」の原因となったりする可能性があるといわれています。
このように歯周病は、「食べる」という人間の生命に関わる活動を困難にし、且つ、死に直結する病気を引き起こす非常に恐ろしい病気なのです。
こんな症状があったら歯周病のサインです。
- 口の中がネバネバする
- 口臭が気になる
- 歯茎が赤く腫れたり引いたり繰り返す
- 歯磨きをすると歯茎から出血する
- むし歯になりやすい
- 歯垢や歯石がたくさんついている
- 歯と歯の間に物が挟まる
- 歯がグラグラする
- 歯がしみる
- 硬いものが噛めない
- 他院で歯周病治療を繰り返しても症状が改善されない
歯周病は、日本の成人の約8割以上が罹患していると言われ、非常に身近な病気として知られていますが、その危険性や全身の健康への影響についてはまだまだ周知が足りない状況です。
当院で行うTHP(トータルヘルスプログラム)は、歯面の清掃や一般的な歯周病治療だけでなく、歯周病の根本から治療をしていきます。歯周病治療はもちろん、むし歯の予防、口臭の改善や着色の除去まで同時に行うことができます。
歯周病が疑われる方、予防したいとお考えの方は、ぜひ神戸の歯科医院(歯医者)うしじま歯科クリニックまでご来院ください。
THP(トータルヘルスプログラム)とは
これまでの歯周病治療は、歯の表面から歯石を除去したり、歯根の表面の清掃や、さらに歯周病が進行すると歯肉を切開して、歯根を露出させ、手術により徹底的な細菌と汚染物質を取り除くというものでした。
また、歯周病は一度疾患してしまうと、進行を遅らせることはできても、止めることは出来ないと考えられていました。
これら従来の歯周病治療の根底を覆すのがこの「トータルヘルスプログラム(根本的歯周病治療)」オーダーメイド医療です。
THP(トータルヘルスプログラム)の最大のメリットは、従来型の治療と比べてほとんど痛みを伴わず、精神的・肉体的な負担が圧倒的に少ないという点です。また、従来の治療と比べると非常に高い効果を獲得しながら、治療期間と来院回数の大幅な縮小が可能になりました。(従来の治療だと週一回の来院で6か月間かかっていた治療が平均6~8回の来院で終了します)つまり、肉体的、時間的、精神的に余裕がなくてもほとんどの患者様がたった8回ほどの来院で歯周病治療が可能なのです。
もちろん歯周病は生活習慣病のひとつですので、日常の生活の習慣の改善がとても大切です。
例えば、喫煙は歯周病の最大のマイナス要因です。ニコチンは歯肉の血管を収縮させ炎症を進行させたり炎症の回復を妨げたりします。
また、「良く噛んで食べること」も重要で、唾液には抗菌物質が多く含まれています(抗酸化作用もあります)「適度な運動と充分な睡眠」をとってストレスをためない事などは体の抵抗力を高めてくれます。
これら生活習慣の改善と、当院でのTHP(トータルヘルスプログラム)によって、感染してしまった歯周病菌を確実に減少さらには除去できれば、歯周病は治ります。生涯ご自身の健康な歯で生活するためには、徹底した治療とメンテナンスが不可欠です。
是非ご自身の健康はご自身で守りましょう!
THP(トータルヘルスプログラム)治療の一例
- 基本検査(追加検査としてCT検査、血糖値測定、PCR検査など)
- 3DS
- 口腔機能水によるイリゲーション・スケーリング
- 全顎SRP
- 抗生剤の処方
- バイオジェニクスの活用
- ホームケア指導
THP治療の流れ
THP~トータルヘルスプログラムを受診するまでの流れ~
下のリンクボタンより、トータルヘルスプログラムを受けられる全国の医院一覧をご紹介しております。
料金案内
医療広告ガイドラインに準拠した治療に関するご説明
薬機法未承認のTHP(トータルヘルスプログラム)を用いた治療について
・THP(トータルヘルスプログラム)は、薬機法上の承認を得ていません。
・THP(トータルヘルスプログラム)は2007年4月に日本国内のつじむら歯科医院で開発されたプログラムになります。
プログラム内で使用する薬品に関しては、湘南メディカルパートナー社を通じて利用・入手しております。
・活動性の高い細菌群をコントロールするために使用される口腔機能水(微酸性電解水)は厚生労働省から認可を取得しています。
・THP(トータルヘルスプログラム)は2007年4月に日本国内のつじむら歯科医院でスタートし、年々施術可能施設が全国に広がり、2020年5月現在では日本国内55施設・海外3施設で行われています。 歯周病治療が潜在的に持つリスク以外でTHPに固有の重大な副作用の報告はありません。
THP(トータルヘルスプログラム)における一般的なリスク
・副作用について 全ての医療と同様に歯科矯正治療にも潜在的なリスク・副作用があることをご理解ください。
※すべてのリスクや副作用が生じるわけではありません。
・口腔内の細菌叢には個人差があるため、当初予想されていた治療期間より延長する可能性が稀にあります。
・治療中も丁寧な歯磨きなどのセルフケアを怠るとむし歯や歯周病の罹患リスクが高まります。
・お伝えしたご家庭でのケアの方法やお薬の飲み方などについてお守りいただけないと治療期間が延長する可能性がございます。
・治療完了後も外部からの再感染の抑止、健康な細菌叢を維持するために定期予防メインテナンスが推奨されます。
・ジスロマックは一般的な風邪薬などと同様、稀に下痢などの副作用が生じる場合があります。
・THPウォーターの主成分である次亜塩素酸は食品添加物としても認められるほど安全性の高い成分で「財団法人日本食品分析センター」実施のもと行われた各種毒性試験においても優良な評価を受けています。
・様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。